雑穀の種類を知って自分だけのオリジナル雑穀米

約 1 分
雑穀の種類を知って自分だけのオリジナル雑穀米

一般に言われる雑穀米は、種類が多くなると、麦や豆、玄米や赤米といった、米も入ってきます。しかし、これは狭義の意味では、雑穀ではありません。雑穀と呼ばれるものは、ヒエや、粟、キビといった主核ではない穀類の総称です。
生物学分類はなく、農学的の分類です。日本ではこういったイネ科の雑穀類に豆類麦類なども含め、広義の意味で一般に雑穀と言います。

ヒエやキビはさらにシコクビエ、トウジンビエ、スマトラキビと、様々なものがあります。また、広義の雑穀の中にはキヌエ、アマランスといった擬似穀類、エゴマかぼちゃの種子といった油糧穀類も含まれます。この中で雑穀米に必ず入るのがヒエ、粟、キビの三種です。

イネ科雑穀類キビ亜科

 
ヒエ、粟、キビはイネ科の植物、キビ亜科に入ります。ハトムギ、エンバクは同じイネ科ですが、キビ亜科ではありません。トウジンキビやシコクビエ、このほかフォニオはアフリカやインド、東南アジアでパンやクスクス、粥などで今でも食されています。日本でも全国で栽培されていますが、その多くもち種となっています。
 
〈あわ(粟)〉
 粟は風味が「あわい」ことから由来しています。もっちりとした食感で、上品で食べやすいのが特徴です。表面の黄色はポリフェノールで、パントテン酸の含有量が、雑穀の中で最も多いのも特徴です。強力粉と混ぜてパンにすると、よく膨らみ色がきれいになります。薄力粉と混ぜて天ぷらにしても美味しく食べられます。

(ヒエ〉
 ヒエは日本古来の穀物と言われていますが、寒さに強く「冷え」にも強いところからヒエとなりました。血中の善玉コレステロールを増やす働きがあります。くせのない味わいですが、冷めるとパサパサになるので調理の工夫が必要です。日本では主食として「ごはん」「かゆ」として食べられていました。

〈キビ〉
 見た目が黄色で「黄実」からキビという名がつきました。黄色い色素は泡と同じでポリフェノール、抗酸化作用があります。生育期間が短く乾燥に強いので収穫も手間がかかりません。コクや甘味があり、冷めてももっちりした食感が楽しめます。もも太郎に出てくるキビ団子は、茹でて作られた団子です。

イネ科雑穀類その他

〈ハトムギ〉
 ハトムギは解毒作用があり、古くから漢方薬や滋養強壮薬として利用されていました。老廃物を排出し、血液の循環が高まることからデトックス効果が期待されています。たんぱく質や食物繊維も豊富に含みます。噛み応えがあり、雑穀らしい歯ごたえを楽しめます。

〈エンバク〉
 エンバクは一般的にオーツ麦と呼ばれ、粗びきしたものがオートミールです。蜂蜜や油を混ぜてさらにドライフルーツを混ぜたものが「グラノーラ」です。スコットランドではオートミールの粥「ポリッジ」が今でも食されています。パンやクッキーに混ぜられたり、ウヰスキーやビールの原料にも混ぜて利用されています。

〈オオムギ)
 オオムギは食用になるのが「六条大麦」ビールになるのが「二条大麦」です。穂を上から見ると、二列になっているのが二条大麦、六列になっているのが六条大麦です。六条大麦は「押し麦」や「丸麦」「米粒麦」として味噌や麦飯の原料に使われています。もちもちした食感で人気があり流通量が増えています。

(キヌエ)
 キヌエ、キノア、キヌアとも言います。日本ではほとんど作られていませんので、ボリビアやペルーからの輸入品です。白く扁平な形をしていて、食物繊維、カルシウム、鉄を多く含みます。

〈アマランサス)
 アマランスは10種類あり、観賞用としては「鶏頭」という花の植物で知られています。日本ではアカアワという名で食用に栽培されています。食物繊維やカルシウム、ビタミンB6を多く含みます。他の雑穀と違い種皮が柔らかいため、精米しないで全粒で食べることができます。

 雑穀の特徴を知ることで自分だけのオリジナルの五穀米も作れます。どんな雑穀があるのか、どういった効果があるのかをしっかりと学び上手に活用してください。

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA