
日々の食事に十分な時間をかけることが出来ない、栄養バランスに十分な配慮が出来ない、食材が偏りがちと、現代人の食生活は何かと悩みがつきものです。
そのようなお悩みの解決にはたんぱく質が豊富な雑穀を上手に活用してみませんか?
人間の必須栄養素であるたんぱく質
たんぱく質と聞くとつい「肉類」を思い浮かべてはいませんか?実はたんぱく質には
・肉や魚に含まれる動物性
・雑穀などに含まれる植物性
の2つがあります。ダイエットやメタボ解消のためにとたんぱく質の摂取を控えたいと考えてしまう事もありがちですが、人間にとっての必須栄養素であるたんぱく質をむやみに拒絶してしまうと、かえって体内バランスが乱れ、不調を引き落としかねません。
たんぱく質が不足すると皮膚はかさつき、髪は艶を失い、日々の活力も減退してしまいがちです。
そのような悪循環を解消するために、たんぱく質を拒絶するのではなく、脂肪分の少ない植物から摂取するという方法がおすすめです。
中でも雑穀を活用し、たんぱく質を摂取する方法は食事や間食、スイーツにとアレンジが多彩で手軽に必須栄養素を摂取することが出来る方法です。
食事として取り入れたい雑穀のたんぱく質
雑穀にはたんぱく質と炭水化物が含まれています。食事から摂取したたんぱく質を消化吸収するためには、炭水化物の働きが必須となるので、同時に含まれている雑穀はスーパーフードと言えるでしょう。
健康を考える時、つい白米など炭水化物の摂取量を控えてしまいがちですが、単純に炭水化物を除去するだけでは、摂取したほか栄養素の消化吸収が滞りかえって悪循環に陥ります。そのため、少量であっても炭水化物の摂取は続ける必要があります。
この時、白米に雑穀をまぜ炊き上げると、量増しの役割を果たしてくれる上に、食感がバラエティーに富み、摂取量を減らしたことでのストレスを軽減してくれるでしょう。
雑穀米のアレンジレシピ「季節の野菜野菜のリゾット」
炊飯器で白米に雑穀を混ぜ炊き上げ、リゾットにアレンジをします。リゾットに変えることで、雑穀の食感がさらに引き立つ上に、色彩のアクセントにもなり食卓に華やかさが加わります。
雑穀を白米に混ぜ調理する際のアレンジレシピは、下記の通りです。
材料:2~3人分
カボチャ 1/8くらい
トマト 1個(もしくはトマト缶でもOK)
ベーコン 4枚
ブロッコリー 1/4株くらい
コンソメ 大さじ1
塩 少々
パルメザンチーズ お好みの量
パセリ お好みの量
雑穀米 茶碗軽く2杯
作り方:
①かぼちゃ、ブロッコリー、ベーコン、トマトを食べやすいサイズに刻みます
②かぼちゃ、ブロッコリーの順で鍋に入れ、柔らかくなるまで煮ます
③ベーコンを加え、コンソメ、塩コショウで軽く味をつけます
④雑穀米を入れ、味をなじませ完成です。お好みによって食べる時にチーズやパセリのトッピングをしてもよいでしょう。
雑穀の種類を変えると食感、色合いをアレンジすることが出来るので、様々な種類を織り交ぜてみてもよいでしょう。
雑穀は種類によって食感、甘味が異なるのでお好みの雑穀をブレンドして楽しみ方を見つけてみましょう。また雑穀の食感を敬遠しがちな子供でも、楽しく、おいしく食べることの出来る簡単アレンジレシピです。