
雑穀の中でも定番のはとむぎは、名前を知っているという方も多いのではないでしょうか?雑穀茶などにブレンドされることも多い、はとむぎの栄養素、効果、レシピに注目してみたいと思います。
はとむぎはどんな雑穀か
はとむぎとは、“鳩麦”と漢字ではかかれます。殻をむいた時の実の形ががハトに似ているように見えるから、ハトが好んで食べるからそのような名前が付けられてといわれています。
海外でははとむぎの事を、ヨブ神の涙の意味で「ヨブの涙」「真珠の麦」などと言われてその白い形状が美しいを称されています。
日本でもなじみのある雑穀のはとむぎは、実はもとは東南アジアの大陸部が原産の穀物です。一年草ですが8~9月頃に楕円形の淡い褐色の実をつけ収穫をします。近年では、日本国内でも栽培量が増え、製品化され家庭の食卓にも並ぶようになっています。
はとむぎの栄養素は
はとむぎは数ある雑穀の中でも風味がよく、もちもちとした食感に仕上がることから人気の種類です。そのためいろいろな料理にアレンジができます。
実ははとむぎの人気の理由はその見た目と食感だけではなく高い栄養素も関係しています。
はとむぎに含まれる栄養素は以下です。
・タンパク質
・脂質
・カルシウム
・鉄分
・ビタミンB1、B2
・食物繊維
などです。たんぱく質には人間が健康を保つうえで必須となるアミノ酸に変化します。人間はアミノ酸を体内で作り出すことが出来ないので、日々の食事から摂取する必要があります。
このアミノ酸がはとむぎには精製された白米の数倍量含まれています。そのため、毎日の食事のための白米の一部をはとむぎに置き換えるだけで手軽に効率的にアミノ酸を摂取することが出来るのです。
また雑穀を食事に取り入れる理由には豊富な繊維質、ビタミンの働きで美容、美肌効果を期待する声も多くあります。雑穀の中でもはとむぎは特にこの効果が期待できると女性からの人気の高い種類です。
はとむぎは市販の雑穀ミックスにも大抵の場合ブレンドされていますが、より多くの分量を取り入れたい、日々の料理にトッピングしたいという方は通販を利用し、はとむぎ単独での取りよせ、買い置きがおすすめです。
はとむぎを取り入れた簡単メニュー
日々の食事にはとむぎを取り入れたいという時におすすめのアレンジをご紹介させていただきます。
朝食やブランチにぴったりなはと麦じゃがいものビシソワーズ のレシピは下記をご参考にどうぞ。
材料:
はと麦(ひき割り) 大さじ3
じゃがいも 2個
玉ねぎ 1個
チキンブイヨン 1個
ローリエの葉 1枚
牛乳 1カップ
塩こしょう 少々
パセリ 少々
作り方
①はとむぎは水に浸し数時間吸水をさせておく。吸水が終わったら電子レンジで加熱し、柔らかくなるまで加熱します。
②じゃがいもは2cmほどの厚さに切り、玉ねぎは粗みじん切りにします。
③鍋にじゃがいも、たまねぎ、ブイヨン、水2カップ、ローリエを入れ、中火にかけ、沸騰したら火を弱めじゃがいもが柔らかくなるまで煮詰めます。
④鍋にローリエ、吸水加熱を済ませたはと麦、牛乳を加え、フードプロセッサーもしくはこしきにかける。塩こしょうで味を整えます。
⑤冷蔵庫で粗熱を取り、しっかりと冷ましたら完成です。パセリを散らすと見た目がお洒落に仕上がります。
ぜひ雑穀を食卓に取り入れ、健康的な食卓にアレンジしてみましょう。