
キビは1.5~2mmの粒をした雑穀です。キビは大きく分けて、うるちキビともちキビの2種類ありますが、日本でよく売られているのはもちキビの方です。名前の通り、モチモチとした食感があります。
キビご飯のレシピ
キビの一番簡単な食べ方は、白米にキビを混ぜて炊くことです。
1.目の細かいざるにキビを入れて洗います。30分くらい水に漬けておきます(吸水が必要のないものもありますので、パッケージに書いてある説明を確認してください)。
2.炊飯器の中に洗った白米、通常より少しだけ多めの水を入れ、水を切ったキビを入れて軽く混ぜます。
キビと白米の割合は、米1合にキビ大さじ1です。水はキビと同量か1.5倍増やします。
3.塩をひとつまみ入れ、炊飯スイッチを押します。
4.炊き上がったら、軽く混ぜて15分くらい蒸らしてできあがりです。
キビだけで炊くレシピ
1.キビは水で洗って、30分以上、吸水させます。
2.鍋にキビの1.5倍量の水を入れて火にかけます(キビ100gなら水150cc)。
3.沸騰したら水を切ったキビと一つまみの塩を入れます。
4.強火のまま、しゃもじで混ぜながら煮ます。
5.水分がなくなってきたら、弱火にして鍋に蓋をし、15分炊きます。
6.火を止め、10分蒸らしたらできあがりです。
鍋で炊くのが面倒な場合、炊飯器で炊くこともできます。炊き上がったキビは、1回分ずつラップに包んで冷凍庫に保存しておきましょう。固めがいい人は水加減をキビと同量にします。
キビを使ったサラダのレシピ
炊いたキビを使ってサラダを作ります。キビのプチプチした食感を楽しめるサラダです。好みのドレッシングに炊いたキビを入れて混ぜ、適当な大きさに切った野菜などのサラダにかけます。
キビを使った汁物のレシピ
【キビ入り団子の和風汁】
1.柔らかめに炊いたキビに小麦粉を入れてこねたものを団子状に丸めておきます。
2.ニンジン・大根・ゴボウなど好みの野菜食べやすい大きさに切ります。
3.鰹でだしをとり、野菜を入れて煮ます。
4.野菜が煮えたら、団子を入れて火が通るまで煮ます。
5.しょうゆか味噌、好きな方で味付けをしてできあがりです。薄切りの豚肉を入れてもおいしいです。
【キビ入り中華スープ】
1.鍋に缶詰のクリームコーンと倍量の水を入れ、火にかけます。
2.水で溶いた片栗粉を入れて、とろみをつけます。
3.炊いたキビと刻んだ長ネギを入れて混ぜます。
4.塩・コショウで味をつけてできあがりです。できあがったら、すぐに食べるようにしましょう。
【キビ入りシチュー】
1.ニンジン・じゃがいも・玉ねぎ・キノコを食べやすい大きさに切ります。
2.野菜と水、コンソメの素、モチキビ(洗って吸水しておいたもの。2人分で水250cc、モチキビ大さじ2)を入れ、中火で煮ます。
3.野菜が柔らかくなったら、塩コショウで味をつけます。
4.牛乳(2人分で50cc)を入れ、弱火で5分くらい煮ます。
5.とろみが出てきたら、バターを一かけ入れてできあがりです。とろみが足りない場合、モチキビを足します。
キビを使ったお菓子のレシピ
【キビせんべい】
1.炊いたキビに塩一つまみとしょうゆを少し入れて混ぜます。好みでゴマを入れたり、しょうゆを味噌に変えてもいいです。
2.薄く伸ばし、カリカリになるまでオーブンで焼いてできあがりです。
【キビ入りクッキー】
クッキーを作るときに、洗っておいたキビを入れて混ぜ、通常どおり焼くだけです。