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βグルカン含有で雑穀の中でもデトックス効果抜群のもち麦

約4分
βグルカン含有で雑穀の中でもデトックス効果抜群のもち麦

お米にうるち米ともち米があるように、大麦にもうるち種ともち種があります。大麦のうるち種は押麦になり、もち種はもち麦と呼ばれています。押麦に比べてもちもちした食感になり、押麦とは違い外皮を取り除いていないため、大麦の大きな魅力である食物繊維が失われていません。健康に良いとされるもち麦について、栄養成分や健康、美容へのメリットなどをご紹介します。

Contents

もち麦に含まれる栄養

もち麦乾燥100gの栄養成分は、次のようになります。

カロリー339kca
lたんぱく質9.5g
炭水化物78.1g
脂質1.6g
カリウム170mg
カルシウム17mg
マグネシウム25mg
鉄1mg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.04mg
食物繊維12.9g

大麦の精白されたうるち種押麦のたんぱく質は6.2g、食物繊維は9.6gです。ミネラルやビタミンは押麦ももち麦も変わりませんが、たんぱく質や食物繊維は断然もち麦の含有が多いです。

食物繊維というと、サツマイモやレタスなどが引き合いに出されますが、もち麦に含まれる食物繊維は、同じ100g では、サツマイモの5.6倍、レタスでは11倍にもなります。

食物繊維を多く含む食材であっても、水溶性よりも不溶性の食物繊維の割合が多くなる場合がほとんどである中、もち麦など大麦には水溶性食物繊維の含有が多くなり、中でも水溶性βグルカンが豊富です。

もち麦の健康効果

もち麦にはたんぱく質が豊富であり、身体を作り免疫を上げる効果があります。

もち麦のβグルカンは、血液中のコレステロールを下げる効果があります。血液中のコレステロールが下がると動脈硬化が予防でき、また動脈硬化から繋がる心臓や脳の虚血性疾患を防げます。

不溶性の食物繊維は腸の蠕動運動を活発にして、便を排出し便秘を解消する効果があります。対して水溶性の食物繊維は、水に溶けゲル状になって便の量を増やし、腸の中の老廃物を絡めとりながら便を排出する事で便秘を解消します。もち麦にはどちらの食物繊維も多く、便秘を解消し老廃物を除去する効果は絶大です。老廃物を取り除くデトックス効果で、大腸がんのリスクも下がります。

もち麦の美容効果

水溶性不溶性どちらの食物繊維も多く含む、もち麦のデトックス効果は抜群です。吹き出物やニキビなどは、顔を洗っているだけでは綺麗になりません。身体の中の老廃物を取り除く事が重要になりますが、食物繊維のデトックス効果で老廃物が除去でき、肌のトラブルなどが改善できます。

もち麦のダイエット効果

もち麦に含まれるβグルカンには、食後の血糖値を上げにくいという効果があります。食後血糖値が上がらないと、脂肪を内臓や皮下に溜め込んだり、脂肪の分解を妨げたりするインスリンの分泌を抑える事ができ、結果太りにくくなります。

もち麦はもちもちした食感で、白米よりも食べにくくよく噛むようになります。よく噛むと、満腹中枢を刺激できるため、食欲を抑える事ができます。

もち麦の簡単レシピ

もち麦は白米と一緒に炊いても、ご飯がよりもっちりとなりまたプチプチした食感も加わって美味しく食べられます。また、そのままもち麦だけを茹でておけば、いろんな料理に手軽に使えます。

もち麦の茹で方は、鍋にもち麦を入れて多めの水を入れ、15~20分程度好みの硬さになるまで茹でます。茹で上がったら小分けにして、ラップに包むか密閉容器に入れて冷凍庫で保存すると長持ちします。またもち麦粉などを使えば、スイーツなどに利用しやすくなります。

もち麦入りパンプキンスープ

材料(1人前)
茹でたもち麦50g
かぼちゃ100g
牛乳200cc
コンソメ小さじ1/2

作り方
①かぼちゃは一口大に切って、耐熱容器に入れラップをして600wで3~4分加熱します。
②鍋に加熱したかぼちゃを入れて軽くつぶし、茹でたもち麦、牛乳を入れてひと煮たちすれば出来上がりです。

ミキサーで撹拌してから鍋で煮ると、なめらかになりますが、もち麦のプチプチ感を楽しみたい方は、撹拌しない方が美味しく食べられます。